【Tリーグ2020-2021】T.T彩たまを徹底分析!なぜ最下位に沈んだのか?

先日、Tリーグファイナルが行われ、2020-2021シーズンが幕を閉じました。

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今シーズンの男子結果は以下のとおりです。

優勝:琉球アスティーダ(勝ち点47)

2位:木下マイスター東京(勝ち点47)

3位:岡山リベッツ(勝ち点31)

4位:T.T彩たま(勝ち点23)

T.T彩たまは、最下位に沈む苦しいシーズンとなりました。

なぜ、T.T彩たまは最下位に沈み苦しんだのか?徹底分析していきます!

 

 

 

選手成績

※左がシングルス、右がダブルス成績です。

松平健太(9勝9敗)ー(0勝0敗)

英田理志(9勝13敗)ー(0勝1敗)

神巧也(3勝9敗)ー(1勝1敗)

ジオニス(2勝5敗)ー(0勝1敗)

篠塚大登(1勝5敗)ー(11勝5敗)

曽根翔(1勝3敗)ー(11勝3敗)

松山祐季(0勝2敗)ー(2勝2敗)

高見真己(0勝0敗)ー(1勝2敗)

モーレゴード(未出場)

ピッチフォード(未出場)

イムジョンフン(未出場)

チョスンミン(未出場)

 

考察

①海外選手の不在

T.T彩たまが最下位に沈んだ要因として、海外選手が来日できなかったことが挙げられます。ジオニスは数試合出場したものの、その他の海外選手はコロナウイルスの影響で来日できませんでした。黄鎮廷は、コロナウイルスの影響によって契約に至りませんでした。

元々、T.T彩たまは、海外選手をエースとしてきました。1stシーズンはチョンヨンシクと黄鎮廷、2stシーズンはピッチフォードがエースでした。

海外選手の不在はとても大きいものとなりました。

②シングルスの不調

先ほど、海外選手をエースとしてきたと紹介しましたが、エースを支えるように日本人選手も活躍してきました。昨シーズンには、後期MVPに神巧也が受賞、最多勝にも神巧也が受賞するほどでした。

ところが、今シーズンは神巧也が不調に陥ります。

 

昨シーズンと今シーズンの成績を比較してみます。

※左が昨シーズン、右が今シーズンのシングルス成績です。

神巧也(13勝7敗)→(3勝9敗)

ピッチフォード(8勝6敗)→(未出場)

松平健太(7勝9敗)→(9勝9敗)

平野友樹(3勝3敗)→(移籍)

ジオニス(3勝0敗)→(2勝5敗)

モーレゴード(2勝2敗)→(未出場)

黄鎮廷(1勝3敗)→(退団)

戸上隼輔(1勝1敗)→(移籍)

松山祐季(0勝1敗)→(0勝2敗)

高見真己(0勝1敗)→(0勝0敗)

新規加入選手

英田理志→(9勝13敗)

篠塚大登→(1勝5敗)

曽根翔→(1勝3敗)

 

昨シーズンのシングルス成績:29勝33敗

今シーズンのシングルス成績:25勝46敗

 

勝利数は大きく変わらないものの、敗北数が大きく増加しています。

新規加入の英田が9勝をあげましたが、勝率は5割を下回る結果に。チームとしても、勝率5割以上の選手は松平のみでした。シングルスが大きな課題となるシーズンでした。

 

③ダブルスは好成績

シングルスの不調を紹介しましたが、ダブルスは絶好調でした。今シーズンは、篠塚・曽根ペアで多くの試合に出場し、ともに11勝をあげました。さらに、今シーズンのベストペア賞にも輝くなど、まさに躍進の1年となりました。まだ高校生と若いペアですので、今後の成長が期待されます。

団体戦で重要となるダブルスが好成績だっただけに、シングルスの不調が悔やまれるシーズンとなりました。

 

④ビクトリーマッチの弱さ

厳しい言葉にはなってしまいますが、彩たまはビクトリーマッチに弱いです。

今シーズンのビクトリーマッチ出場数は、5戦が英田、1戦がジオニス、松平、曽根となっており、チームとして計8戦しています。

しかし、ビクトリーマッチの成績は0勝8敗となっています。ビクトリーマッチで全く勝てないのは、海外選手の不在も大きいと思います。とはいえ、ビクトリーマッチでも勝てる日本人選手を育てたいところです。

 

総括

今シーズンの彩たまは、開幕から2連勝で好発進するも、その後13連敗。それでも、キャプテン神巧也のガッツ溢れるプレー、チームとしても諦めない姿勢には、多くのファンの心を掴んだと思います。そして、13連敗からの脱出はとてもドラマチックで感動したファンも多いのではないのでしょうか?

さらに、篠塚・曽根ペアの大躍進、英田の成長、松平の復活は来シーズンに繋がると思います。ポテンシャルをもったチームだからこそ、期待が高まってしまいます。

 

 

来シーズンに向けて

先ほど述べた通り、ポテンシャルのあるチームですが、来シーズン優勝するためには補強を行う必要があります。真っ先に行うべき補強は、海外選手の補強です。特に、エースとして活躍が期待できるピッチフォード、黄鎮廷、チョンヨンシクなどの契約をしたいところです。

しかし、コロナウイルスの影響により来日できるかは不透明です。そのため、日本人選手の補強も行いたいところです。補強してほしい選手を下記で紹介します。なお、各チームで出場数に恵まれていない選手を対象にしています。

・平野友樹(琉球アスティーダ

村松雄斗(琉球アスティーダ

・田中佑汰(岡山リベッツ)

・龍崎東寅(明治大学

 

来季予想オーダー

1篠塚・曽根(高見・松山)

2松平

3神(海外選手)

4英田(海外選手)

 

まとめ

いかがでしたか?

今シーズンは苦しんだT.T彩たまですが、各選手のポテンシャルは素晴らしいチームです。なにかのキッカケや勢いで別チームへと変われる可能性を持っていると思います。

また、積極的なファンサービスやガッツ溢れるプレーでファンの心を掴んでくれます。

素晴らしいチームだからこそ、来シーズンの躍進に期待したいです。